審査員 古見きゅう さん

総評

ネイチャー部門に力強い作品が沢山ありました。

コロナ禍で潜れない日が多かったと思いますが、毎年沢山出てくるダンゴウオの写真は少なく、その変わりに、他の被写体に目がいっていて、より生態的な作品が多いと感じました。

そんなシーンに出会えるということが大切で、とっても羨ましいな!と思いました。葉山を潜り込んでいる方が多いなと感じたコンテストでした。いつもならばパッと決まるのですが、今回はグランプリを決めるのが難しかった。

どの作品も素晴らしく、上位に入ってきてもおかしくないのだけれども、何かもう一つあって欲しい。綺麗に撮ることができる人は多いので、それに力を添えるような、目線を意識して撮影してほしいと思いました。

今年も良い作品いっぱいでした。受賞された皆様おめでとうございます。

ありがとうございます!

Kyu Furumi - Profile

東京都出身。本州最南端の町、和歌山県串本にて、ダイビングガイドとして活動したのち写真家として独立。
現在は東京を拠点に国内外の海を飛び回り、独特な視点から海の美しさやユニークな生き物などを切り撮り、新聞、週刊誌、科学誌など様々な媒体で作品や連載記事などを発表している。2015年にはウミガメを題材とした写真絵本「WAO!」(小学館)、世界中の海の情景をまとめた「THE SEVEN SEAS」(パイインターナショナル)、ミクロネシア連邦チュークの海底に眠る沈船を、9年に渡り記録したドキュメンタリー写真集「TRUK LAGOON」(講談社)の全くテーマの異なる3冊を上梓した。

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